空手について


 かつて、空手がまだ「唐手」「手(ティー)」と呼ばれていた琉球王国時代は[一子相伝門外不出]であり、士族たちだけがそれを習得することを許されていた。
 大正時代になり、沖縄空手が本土への普及を見せ始め、[唐]の字を般若心境の[空]と改め「空手」と名称を変え、更に[道]という言葉がつけられた。
 「空手」は「空手道」となったことで、武術的に身体を鍛えるのみではなく[礼節]を重んじ、更には精神的な[哲学]という儒教的な色合いを帯びた。

 また、現在は素手で行う「空手」が一般的であるが、元々はヌンチャク術や棒術といった武器術も併せて修行するのが一般であった。
 最近では失伝した技を他の武術から取り入れ補完することで、原点回帰(総合的な体術への回帰)を、あるいは新たな総合武道への発展を目指すところもある。




■空手道の理念や目的■


[空手に先手なし]
 空手は[護身]を身に着けることである。
 そして空手を修練することは、健全な心身を育成することである。

 
[型や型定み、技や技定み、変手知らん者が何に役立ちゆが]
 (型)は生理的で科学的
 (技)は反復訓練で身につく作為的対応
 (変手)はそれぞれの個性的な対応


 礼儀を重んじ、喧嘩、口論を避け、後輩を慈しみ、先輩を敬い、 正しい知識を身につけ、世界に役立つ人間になること
 武術家として、また一個の人間として心身ともに強くなること。
 また、本来の「強さ」というものがどういったものであるのかを知ること。

 空手家だから、武道家だからではなく、人間としての強さというものを空手を通じて知って欲しい。
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空手流派の種類

※主に日本で主流のものだけを紹介しており、海外の空手は載っていません。
 各流派については個別ページをご覧ください。




伝統派空手(全空連空手・寸止め空手)

 直接攻撃をしない、寸止めルールを採用している。
 空手の競技化、スポーツ化に力点をおいており、一般的には剛柔流、松濤館流、和道流、糸東流の四大流派が「伝統派」と呼ばれている。
 本土空手は若者向けに型や組手が沖縄よりも力強く見栄えがするようにと近代的に変化している。
 また、本土という土地柄、柔術などの日本武術の色が強く見られるのも特徴である。



沖縄空手

 沖縄に本拠をもち、スポーツ化、競技化しつつある本土空手との距離をおく意味もこめて「沖縄空手」を本来の伝統武闘空手として用いることもある。
 沖縄空手の特徴は、先人から継承した型稽古や鍛錬方を重視しており、同時に組手の練習においては当身と掴み投げの併用を古来より行っている、総合武術であり、武器術や掛手術も併伝している。
 勿論完全に近代化していないわけではないが、其々が独自の継承を重要視して単独組織化してきたことが幸いし、道場によっては古くから伝えられた技や稽古が実践保存さている。
 主に、剛柔流、上地流、小林流がある



・フルコンタクト空手

 素手、素面での直接打撃制ルールを採用している。
 一部を除き「手技による顔面への攻撃」は認められていない。
 主に極真会館とその分派である正道会館、円心会館、士道館など数多く存在している。
 また、各流派によって投げ技、掴み、寝技、関節技、絞め技などを認めているところもある。




防具付き空手・硬式空手

 防具をつけて試合をする空手競技である。組手競技ルールとしては寸止めやフルコンタクトよりも古い。
 当然ながら顔面への攻撃が許されている。
 技が決まっても「止め」がかかるまでに時間をとり、その間決まった連続技も加算する加点方式を採用しているものは、硬式空手よ呼ばれている。
 主に、全日本空手道連盟錬武会、全日本硬式空手道連盟などがいる。
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